監修
関島 良樹 先生
(信州大学医学部 神経内科、リウマチ・膠原病内科 教授)

QOL KCCQ

心不全患者の健康状態および健康に関連したQOLを評価します。

概要

  • KCCQ(The Kansas City Cardiomyopathy Questionnaire)はカンザスシティ心筋症質問票といい、心不全患者のQOLを評価するために開発されたものです。質問は23項目で、身体的制限、症状(頻度、重症度および経時変化) 、自己効力感、 社会的制限、QOLの5つのドメインから構成されます。合計スコアは、0~100点で、スコアが高いほど健康状態が良好であることを示しま1

主な所見

  • スコアの低下

評価上のポイント

  • KCCQ全体の要約スコア(KCCQ-OS)の5点以上の変化は臨床的に有意な変化とされ、特に10点以上の低下は予後的に重要な意味を持ちま2

  • 遺伝性ATTRアミロイドーシス(FAP)患者48例およびALアミロイドーシス患者33例を対象とした検討では、KCCQ-12スコア(KCCQスコアの短縮版)は心不全悪化による入院または死亡のリスクと関連し、特に遺伝性ATTRアミロイドーシス(FAP)患者において、KCCQ-12スコアが低い群ほど、心不全悪化による入院または死亡の割合が多い傾向が示されていま3

遺伝性ATTRアミロイドーシス(FAP)およびALアミロイドーシス患者における心不全悪化による入院または死亡とKCCQ-12スコアとの関連(海外データ)3

遺伝性ATTRアミロイドーシス(FAP)およびALアミロイドーシス患者における心不全悪化による入院または死亡とKCCQ-12スコアとの関連(海外データ)
対象・方法
遺伝性ATTRアミロイドーシス(FAP)患者48例およびALアミロイドーシス患者33例を対象に、心不全悪化による入院または死亡とKCCQ-12スコアとの関連を検討した。

KCCQの質問票

  • KCCQの質問票はOutcomes Instruments, LLC(https://www.cvoutcomes.org/)が管理しております。恐れ入りますが、本質問票をお求めの場合は、Outcomes Instruments, LLCのサイトにアクセスしてください。(質問票のダウンロードにはOutcomes Instruments, LLC への登録が必要です。詳細はリンク先をご確認ください。)

引用文献

  1. Green CP, Porter CB, Bresnahan DR, et al. J Am Coll Cardiol. 2000;35(5):1245-1255.
  2. Lane T, Fontana M, Martinez-Naharro A, et al. Circulation. 2019;140(1):16-26.
  3. Reprinted from J Card Fail., 26(10), Siu A, Sierra I, Zhang M, et al., Patient Reported Outcomes In Amyloidosis Cardiomyopathy, S116-117, ©2020, with permission from Elsevier