- 監修
- 関島 良樹 先生
(信州大学医学部 神経内科、リウマチ・膠原病内科 教授)
心臓 心電図検査
心臓の電気的活動を評価します。
主な所見1
低電位、voltage/mass ratio低値
異常Q波、R波増高不良(偽梗塞パターン)
伝導障害(房室ブロック、脚ブロック、心室内伝導障害)
心房細動
心室性不整脈、QT延長
評価頻度(目安)
ベースライン時、その後は12ヵ月に1回(ただし、心アミロイドーシスがある場合は、6ヵ月に1回評価することが好ましい)
評価上のポイント
基本的には進行性の疾患であることから、心電図異常を認めない例でも定期的に心電図のフォローを行い、経時的変化を評価していくことが重要とされています1。
引用文献
- 日本循環器学会. 2020年版 心アミロイドーシス診療ガイドライン https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/02/JCS2020_Kitaoka.pdf(2021年12月閲覧)