監修
関島 良樹 先生
(信州大学医学部 神経内科、リウマチ・膠原病内科 教授)

心臓 胸部レントゲン検査

心臓の全体像を評価します。

主な所見1

  • 心胸郭比(CTR)の増大

  • 肺うっ血

評価頻度(目安)

  • ベースライン時、その後は12ヵ月に1回(ただし、心アミロイドーシスがある場合は、6ヵ月に1回評価することが好ましい)

評価上のポイント1

  • 心胸郭比(CTR)は、心拡大を推定する上で重要な指標となります。

  • 遺伝性ATTRアミロイドーシス(FAP)患者を対象に、胸部レントゲン検査にて心胸郭比(CTR)の経時的変化を検討したところ、約3.1年の経過で、52.3%から59.0%に増大したことが報告されています。

参考情報1

  • 成人では0.5(50%)以下が正常とされています。

引用文献

  1. Koike H, Tanaka F, Hashimoto R, et al. J Neurol Neurosurg Psychiatry. 2012;83(2):152-158.